伝統資財施工士は下記の業務をおこない、ユーザーへ伝統資財の再活用の提案を行います。

1:古民家鑑定士が調査して発行した古民家鑑定書をもとに、その住宅の維持保存のために構造的な見地や耐久性、文化的、社会的公共性からアドバイスや設計や施工をおこなうこと。

2:伝統資財を産業廃棄物として処分するのではなく、可能な限り再活用できるように専門的な知識を持ってユーザーにその利用方法を提案し、伝統資財を活用した住宅、店舗などの設計、施工をおこなっていくこと。

3:日本の住宅の耐用年数が欧米などに比べて短いことに鑑み、これから建築する住宅においても伝統資財となりうる建築資材を活用し、伝統資財が長期住宅に活用可能な資材であることの社会的認知の促進活動などを古民家鑑定士と協力の下におこなうこと。

4:木造住宅が長期耐用住宅であることをユーザーへ伝え、可能な限り残していけるように社会的認知の促進を図り、合わせて持続可能な伝統資財を活用した新しい住宅の設計、施工などの提案もおこなう。

伝統資財施工士であれば、グリーン建築推進協議会が認定するグリーン建築の家の調査、認定をおこなったり、早稲田式動的耐震性能診断士として伝統構法の耐震診断をおこなうなど派生する様々な資格を取得して業務の幅を広げていくことも可能になります。

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