おはようございます。

古民家の屋根に目を向けると藁葺きの美しい姿が目に入ってきます。

藁なんかで腐らないかと心配になりますが意外と長持ちするそうです。

大体40年から手入れをまめにすれば60年ぐらいは持つそうです。

藁や茅で葺いてある屋根は通気性がよく、藁1本1本の中の空洞が断熱材の役割を果たします。

外からの熱気や冷たい空気を遮断し、室内の温度を一定に保つので夏場はひんやり涼しく、冬は暖かく、家の中を1年中快適にしてくれる屋根材だと思います。

藁葺きはお米の稲藁を使い、茅はススキのことです。

現在はこの茅場が残っているのは岐阜県の白川郷や京都府の三和町だけではないでしょうか。

また、技術を伝承している職人さんも減ってきているのも現実です。

茅葺きや藁葺きは日本だけではなく、アジアやヨーロッパでも見られます。

人類最古の屋根材かもしれません。