おはようございます。

一戸建てマンションには購入後にかかる費用として、

一戸建て → メンテナンス費用

マンション → 管理費、修繕積立金

マンションの管理費は人件費の割合が多く、

管理を自分で行う一戸建てにはかからないお金が必要になります。

通常、この管理費、修繕積立金は平均すると

月に2万円以上かかっているようですので、

住宅ローン以外に年間24万円以上も負担しなければなりません。

また、この管理費や修繕積立金は、

購入時は比較的抑えた金額となっていますが、

築年数が古くなってくるに従って

高くなる可能性が高いと言われています。

また、共用部はこの修繕積立金で補修を行っていきますが、

占有部は各家庭で費用を負担して管理をしていかなければなりません。

水まわりの改修や設備の取り換えなどが必要な場合は、

10年間で50〜100万円ほどかかってきますので、

予め計画の段階でこの費用を計算に入れておく必要があります。

一戸建ての場合でも、10年間で100〜150万円ほど

補修や防蟻処理などにかかる費用を考慮する必要がありますが、

差し引きしても、マンションの方が150〜250万円も

負担が大きいことがわかるでしょう。

家を所有すると、建物と土地に対して

固定資産税と都市計画税がかかってきます。


※ 特例が定められていますので、詳しくは市町村の関係部署にお尋ねくださ

これは1年に1度納める税金です。

土地の所有分が小さくなるマンションの方が納税額は小さく、

年数の経過とともにその差が大きくなっていきます。

また、軽減措置もマンションが5年間受けられるのに対し、

木造戸建住宅の場合は、3年となっています。

将来の資産価値、築年数から見た成約価格で比較すると、

築5年まではそれほど変わらなかった物件価格も

築10年を超えたあたりから徐々に差が出始め、

築20年を超えると、その差はかなり大きくなります。

首都圏で調査されたデータでは、その差 1,500万円以上にもなっています。

一戸建ての場合は、土地の資産価値の変化がそれほど大きくないため、

建物の価値が下がってきたとしても大きな値落ちに繋がらないことが言えるでしょう。

ただ、マンションも一戸建ても立地の条件によって大きく変わります。

家の周りの利便性が上がれば価値が上がりますし、

管理され定期的なメンテナンスを行っている物件では、

マンションでも資産価値の低下が緩やかな場合もあります。

将来どうなっていくのかの予測は難しいと思いますが、

マンション購入の場合は、管理の体制がどのようになるのか

一戸建の場合は、ご家族の定期的なメンテナンスが重要になってきます。

将来を見据えて一戸建にするかマンションにするか

よく検討してからの購入をおすすめ致します。

家づくり・購入は慎重に焦らずしっかり納得したうえで決めましょう。