おはようございます。

日本人は新しいものが好き?

先進国で日本ほど住宅の寿命が短い国はないです。

約30年ほどで取り壊されています。

なぜストックは十分なのに80万戸超の住宅が新築されるのか?

答えは、中古住宅流通のシェアが極端に低いから、

日本人は新しいもの好きとも言われています.

中古流通シェアが、イギリス88.8%、米国77.6%、

フランス66.4%であるのに対し、日本は実に13.1%。

新築住宅の着工戸数116万戸に対して、

中古住宅が売れた戸数はわずかに18万戸しかない。

これではいくらストックがあっても、

新築の勢いが衰えるはずがない。

日本の中古住宅の取引はなぜ低いのか。

欧米では適切な修繕さえしていれば住宅の価値が

上がり財産として積み上げられていくのに比べ、

日本ではいくら修繕しても建物の時価が築30年程度で0になってしまいます。

建物、内装ともに、つねに手を入れた気持ちのよい家で、

最新の冷暖房やユーティリティ、システムキッチンを

使いこなしながら快適に住まい、なおかつそれが

資産として価値を増していく欧米の国々。

どんなにきれいにしても30年で住宅としての価値がゼロになる日本。

中古住宅に関する意識が根本から違うといっていいでしょう。

日本では建物にお金をかけられない別の理由もある。

まず、建築規制により床面積の供給が狭くなった分、

地価が高騰したため、建物にコストをかけることができなかった。

また、住宅は耐久消費財であり、平均利用年数は約30年と短いため、

建て替え資金を必要とする。

それには手元に現預金として持っていなければならないので、

修繕費用は最低限に抑える傾向があります。