都築誠のブログ

【住まい造りにはゆずれないものがる】 家づくりで一番大切なことは何か? それは見た目のデザインや間取りではなく、完成してからでは見えなくなってしまう部分なんです。見た目やデザインももちろん大事ですが、家づくりは一生で一番高い買い物なので長く大切に家族全員が毎日健康に暮らせる住まいでなくてはいけないと私は思っています。 家づくりのポイントは4つ! 『健康』『耐震』『耐久』『省エネ』 家づくりに事や人脈構築に関する事を365日毎日書いています。 よろしくお願いします。 『古民家住まいる』  http://www.kominka.net/ 『古民家ネットワーク』 http://www.kozai-g.com/matsuyama 『夢ハウスビジネスパートナー』 http://www.yume-h.com/shop/asahihousing/ 『都築誠フェイスブック』 フォローしてください。 https://www.facebook.com/makoto.tsuduki

     都築誠(つづきまこと) 1977年7月29日 愛知県碧南市生まれ 碧南市立新川小学校入学 豊明市立三崎小学校卒業 豊明市立豊明中学校入学・卒業 名古屋市立名古屋工業高等学校建築科入学・卒業 【夢のある話をしましょう。】 『住まい造りには譲れないものがある』 『建てては壊す』から『いいものを長く大切に使う』循環型建築を日本の木造伝統建築の技術と文化を未来の子供たちへ引き継いでいく使命があると思います。 株式会社アサヒハウジング 専務取締役 都築誠 愛知県古民家再生協会 日進支部  全国古民家再生協会 愛知第2支部 支部長 BNIモーニングベアーチャプター所属 カテゴリー:木造新築 おかしん経営塾 広域連携委員 『夢ハウスビジネスパートナー加盟店』 株式会社アサヒハウジング http://www.yume-h.com/shop/asahihousing/ 『都築誠フェイスブック』 https://www.facebook.com/makoto.tsuduki 『住育ライフ』 http://www.jyuikulife.com/

    伝統構法

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    おはようございます。🤗

    昨日は京都へ人脈拡大🚙

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    夜はラジオ生放送📻

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    今日は東京へ自分自身のスキルアップ✈️

    『未来の子供たちの為に❗️』

    全国古民家再生協会主催の伝統再築士スキルアップ講習に参加👍

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    #古民家再生
    #伝統再築士



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    おはようございます。

    伝統構法と在来工法の地震に対する考え方には違いがあります。

    伝統構法=免震工法(地震の力を吸収)

    在来工法=耐震工法


    古民家には伝統構法と在来工法の二種類含まれますが、同じ骨組みに木を使用しますが、

    地震に対する抵抗の考え方が伝統構法と在来工法では正反対になります。

    地震が起こった際に伝統構法は免震的(制震的)構造で力を吸収し逃すのに対し、在来工法は耐震的構造で揺れを伝えない構造と考えれば理解しやすい。


    伝統構法は締め固めた地面に石を置き、その上に柱を建てます。(石場建て)

    壁は柱と柱を通し貫で繋ぎ、竹小舞(たけこまい)に土壁を塗る。

    地震等の外力が加わった場合、土壁が壊れることで外力を吸収し、木組だけで固められた構造体はしなり、土の上にのせた瓦が落下することで建物の復元力を助け、強い外力が加わり、柱が石からはずれたとしても構造体は壊れないようになっています。


    一方で在来構法は地面と一体となった基礎に構造体が緊結されており、地震等の外力がそのまま構造体に伝わる。

    柱や梁は伝統構法ほど太い材を使っておらず、外力は耐力壁が負担し、建物の変形をできるだけ避ける構造である。


    現在、我が国で建築されている木造軸組構法住宅の99%が在来工法であり、伝統構法は1%程度しかありません。


    伝統構法は木組架構そのものであるから、長年にわたり受け継がれて来た型があり、それに居住性・現代性を求め、型を変形させてきている。

    伝統構法は構造そのものの美しさがある建物になります。

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    おはようございます。


    【熊本城周辺散策】 2014.9.8 国指定特別史跡

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    ↑大小天守閣

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    ↑長塀(国指定重要文化財)

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    ↑天守閣よりも古い国指定重要文化財の宇土櫓

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    ↑大天守閣からの絶景

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    ↑大天守閣屋上から見おろした本丸御殿

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    ↑昭君之間

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    ↑本丸御殿内部(大広間)

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    ↑熊本県指定重要文化財の旧細川刑部邸

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    ↑熊本県護国神社

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    ↑加藤清正が祀られている加藤神社

    日本の伝統文化や歴史を実際に見て、思った事は・・・

    日本各地にはこのような歴史的木造建築物がたくさん残っています。

    未来の子供たちの為に、この世界に誇れる日本の伝統文化・歴史を残していかなければいけないと

    改めて思った1日でした。






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    おはようございます。

    今日から9月です。そして新しい週の始まりです。

    先週の土曜日に新しい発見をしました。どうして今まで知らなかったのか不思議なくらい

    ウィンク愛知で木のソムリエツアーに参加したあと、

    名古屋の中心地にこんなところがあるんだと・・・『四間道』

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    慶長15年(1610)の名古屋城築城により生まれた町人町『四間道』

    白壁の土蔵や格子窓の町屋を改装したお店がたくさんあります。

    また今度ゆっくり歩きたいと思います。

    是非、名古屋に来たときは『四間道』〜那古野神社まで散策しみてください。

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    おはようございます。

    自然石の上に建てられた古民家には長い伝統に基づいた技が隠されています。

    古民家の床下を覗いてみてください。

    今の住宅にはコンクリートで出来た基礎がありますが、

    古民家はこのコンクリートの立ち上がりが無くて束石(つかいし)という

    石の上に柱が直接立てられている構造になっています。

    束石は床束を支えるための石で、自然石を用いるのが一般的、

    綺麗に加工された四角い石もありますが、川原にあるような自然石の方が

    趣がありますし、自然石の表面の凸凹に木材をぴったりと

    合わせれる加工技術を持っていた大工さんの腕に脱帽もします。

    この石の基礎に柱や床束を立てる事を礎石(そせき)と言います。

    その昔は礎石を使わず建物の基礎は掘立式と呼ばれるやり方でした。

    地面に穴を掘ってその下を突き詰めて柱を立てていましたが、

    この方法は地面から水を吸い上げ、すぐに柱は腐ってしまいます。

    それを克服するために石の上に柱を立てる方法がとられるようになりました。

    古民家の基礎の様子を調べてみると、建物全体に盛り土をして周囲の地面より

    高くして建てられています。石垣を築いて周囲より一段高くして

    その上に礎石を並べて建てている古民家も多く見られます。

    地面から高くする事は雨水の浸入を防ぎ、

    木材が腐らないようにするために重要な事です。

    床下を密閉せずに解放した家は冬は寒いですが、

    夏の高温多湿時には風通しを図る事で湿気を防ぎ、涼しい家になります。

    南国などの高床式の住居も同じように湿気を逃がし少しでも

    涼しく暮らしたいとと言う事で同じような構造になっています。

    礎石に使う自然石は加工して柱が乗る面を平らにしその上に柱を立てていきます。

    ただ平らだと柱と礎石が簡単にずれてしまうので柱とかみ合わせるための

    工夫がしてあります。礎石の真ん中に突起を残しておき、

    柱の下の面を掘ってかみ合わせるか、逆に礎石の真ん中にくぼみを残し、

    柱に突起を残し組み合わせるかなどです。湿気の事を考えると

    礎石に突起を作る方がいいと思いますが、柱の下に十字の溝を彫り

    水を逃がす工夫をしたものなどもあり、奈良時代の建物などは床がない

    構造だったので、礎石が人の目に直接触れるため特に綺麗に加工されていたようです。

    床が張られるようになると礎石は直接目に触れなくなり自然石がそのまま

    加工されずに使われるようになりました。

    自然石はデコボコしていますからそれに合わせて柱の下の面を

    加工して建てられていますがその方法とは、ブンマワシと言われる道具を

    使い石の形を柱に写し取り、加工を行います。ノミを使い大雑把に削っておき、

    次第に細かい所が合うようにしていく非常に手間のかかる作業ですが、

    どこもかしこもぴたりと合わせる必要はありません。

    紙一枚入らないほど隙間がなかったら逆に湿気がこもり腐りやすくなりますから、

    最後のところでは適当に逃げてあるのが昔の工夫でもあるようです。

    さすが、大工と考えられてますよね。

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    おはようございます。




    みなさんは古民家にどんなイメージを持っていますか?


    田園風景の中に建つわらぶきの屋根の家や、京都などの町家、立派な瓦噴きの武家屋敷や庄家など、古い日本的な昔の佇まいを残している民家が古民家ですが、建てられてから約50年経過すると一応古民家と言う事になります。

    これは国の登録有形文化財制度というものがあり、その認定の基準が築50年以上とされているので古民家という定義もそれに合わせてもらっています。

    つまり、遥か江戸時代から昭和の時代に建てられた木造の住宅が古民家です。

    そんな古民家でもとりわけ皆さんがイメージする江戸時代から残っているような住宅の優れた点は夏が快適に過ごす為の工夫がされた住宅という事です。

    吉田兼好の徒然草に住まいについて書かれている所があります。
    「家の作りようは夏をむねとすべし。冬はいかなる所にも住まる。暑き比わろき住居は、耐え難き事なり」

    今風にいえば住居は夏涼しく過ごせることが大切で、冬寒いのは我慢しなさいという事でしょうか。

    確かに日本の夏の暑さは赤道に近い東南アジアなどとほぼ同じで、季節によってはむしろ東京の方が東南アジアより暑い場合もあります。逆に冬の寒さは北欧並みなのです。

    私たちの祖先はこんな過酷な土地で生きていくために様々な知恵を住まいに活かしてきました。

    日本は南北に長い地形のためか地域ごとに様々な住居の形を見ることができますがそのどれにも共通するのは、エネルギーを出来るだけ使わずに材料を調達し冬の寒さと夏の暑さに対応できる住宅をその土地に合わせて解決してきた事です。

    古民家が持つエコな精神や省エネルギー技術や工夫が環境の世紀と言われる今、再度見直されています。

    古民家は夏を快適に過ごすために様々な工夫が施されています。

    ・わら葺きや土の上に瓦を敷いた断熱性のある屋根で夏の熱い日差しをさえぎって、軒先の深い庇は太陽高度が高い夏場は室内に日差しが入るのを防ぎ、逆に太陽高度が下がる冬は日差しを室内奥深くまで導き少しでも部屋を暖かくしようと考えられています。

    ・わら葺きの屋根はしみ込んだ雨がゆっくりと蒸発する事で気化熱で建物のを冷やそうとしていますし、

    ・古民家の白い外壁は日射を反射し、土壁は断熱効果が高い素材です。土壁は夜間に冷えて昼間の温度上昇を防ぎます。

    ・日本の夏は湿度が高く気温以上に不快な感じがあるので、畳や土壁などの自然素材は吸放湿性に優れていて、ほど良く調湿してくれることで今の住宅のような湿度を吸収しないビニールクロスなどよりも快適ですし、

    ・家の周りに植栽や池を配することで、周辺の空気を冷やして開放的な間取りで室内に風を取り込んでくれます。

    ・夏には夏障子と呼ばれる通風性のある簾戸(すど)などに建具を入れ替えて、風通しをさらに良くしてくれます。

    簾戸(スド)とは、夏場の通風を目的に、ヨシや竹などを編んですだれ状にしたものを木枠の中に組み込んだ建具で夏障子と呼ばれます。冬場使われていた障子やふすまと入れ替えて使用します。



    古民家は電気などのエネルギーを使わずに夏の熱さを和らげてくれる地球にやさしいエコな住宅なのです。

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    おはようございます。

    世界最古の木造建築は「法隆寺」で、その築年数は約1400年です。

    日本の木造建築はそれだけ歴史のある日本の伝統文化なのです。

    約1400年の年月が流れたにもかかわらず柱である檜の木にカンナをかけると、

    真新しい檜と同じ爽やかな香りがしてくるといわれています。

    戦前迄は、このような重要文化財に指定されるような建築物だけではなく、

    日本の豊富な森林資源を利用して民家や町家にも良質な檜などの木材が使われていました。

    良質だから可能だったのでしょう、先人は建築物について

    木材をリサイクルするという考えをしていました。

    時間と共に強度を増す木材は新築、建て増しなどのリフォームに使い回しされることが

    普通でした。鉄やプラスチックなどの加工された建築物の材料は新品の時が

    一番強度がありますが、対して木材は時間経過により引っ張り強度・圧縮強度が増し、

    檜の場合は伐採して100年後にその円熟点になるという研究報告もあります。

    以上のようなことから良質の木材が使われていたことが日本の木造建築の歴史ともいえます。

    今では希少価値とも言われるリサイクルできる木材を古材と定義付けしています。

    しかし、日本の建築物も戦争で品質が落ち一般的にはグレーゾーンの時期と

    言われた戦後があります。よって、古材は、昭和20年以前に建てられた

    建築物に用いられた木材という古材の定義にある昭和20年というラインは、

    昭和20年以前に建てられた建築物から産出される材木は良質の物が

    多い事から決められました。

    今までの民家の解体は、建築物の解体時=廃棄物排出の図式が成り立っていました。

    しかし、 行政がその建築物の解体から出る廃棄物までメスを入れて、

    法で環境を守る手段に出ました。廃棄木材の転売を禁止することで環境汚染に

    関する問題を初期の段階で防ごうというものです。

    確かに建築物から出る廃棄物は多種にわたり、環境に影響を及ぼすものは多大で、

    皆さんもニュースなどの情報メディアで御存じのことでしょう。

    現在解体がどのように行われているかというと建設リサイクル法に基づき、

    解体直前に有価物と産業廃棄物の2つに分類されます。

    産業廃棄物は文字通り捨てられる物でこれは建設系廃棄物マニュフェストに基づき

    産業廃棄物管理票に10年間は保管することが義務付けられています。

    一件の普通住宅解体の管理票が100枚にもなるといわれます。

    その位、行政としては管理を強化しているのです。

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    おはようございます。

    古民家というのはどういうものなのか皆さんはご存知ですか、

    古い日本の伝統的な建築構法で建てられた建物というのは想像できると思いますが、

    例えば昭和何年までに建てられた建物とか、何年以上経過した建物とか、

    こういう建て方をしているから古民家だとか、実は具体的な定義というものは

    意外にないのです。

    国の文化財登録制度というもので考えるとこの制度に登録できるものは

    建てられてから50年以上経った建築物が対象になっていますので、

    そこから推測すると50年以経った建物を古民家と呼んでいいのではないでしょうか。

    登録有形文化財制度は1996年に改正された文化財保護法に基づいて登録される

    有形文化財です。

    主な登録建物は江戸時代のものから明治以降に建造され全国で2011年7月時点で

    8331件登録されています。東京大学の安田講堂や大阪にある

    日本基督教団大阪教会や愛媛の松山地方気象台など、石やレンガ造りのものが多いが、

    中には高知県にある畠中家住宅(野良時計)などの古民家なども含まれています

    この制度は戦後の急激な高度経済成長による都市化で明治以降の近代の多種多様な

    建造物がその価値を評価されず解体されて行く事を危惧し、昭和40年代頃から

    近代の建造物が国の重要文化財や地方公共団体の文化財に指定される事例が増え、

    国のレベルでの重要なもののみを厳選する重要文化財指定制度のみでは不十分であり、

    より緩やかな規制の下で幅広く保護していく必要性が議論され、重要文化財の

    指定制度を補うものとして創設されました。

    以前は登録の対象となるものは、当面建造物のみとされ、美術工芸品、

    歴史的資料などは除外されていましたが、2004年の文化財保護法の改正で、

    建造物以外の有形文化財も登録の対象にされ、有形民俗文化財、史跡や名勝などの

    天然記念物についても従来の指定制度を補完するものとして登録制度が導入され

    登録された有形民族文化財は登録有形民族文化財、史跡などは登録記念物と呼ばれます。

    登録される建造物の基準は

    (1)国土の歴史的景観に寄与しているもの

    (2)造形の規範となっているもの

    (3)再現することが容易でないものとされ、原則として建設後50年を経過した

       ものが対象となります。

    家を建築する際には建築基準法という法律に従って様々な条件をクリアする

    必要があります。建築基準法が昭和25年にできた法律で幾度かの改正を経て、

    現在建てられる住宅は世界的に見ても精度が高く、また地震などに対しても

    そこに住む人々の生命、財産そして安全を守り、安心して生活できる

    空間を提供してくれています。建築期間も昔に比べ短くて3ヶ月ぐらいで家は完成します。

    安心、快適な生活を守ってくれる現在の住宅は魅力的です。

    一方昔の古民家はどうでしょうか?

    さすがに今も昔ながらに囲炉裏や土間で生活をするような家というのは

    無くなってきたかと思いますが、それでも昔ながらのそういったものが

    残されている古民家に出会う事は少なくありません。

    古民家に住まわれている方にお話をお聞きすると残念ながら

    皆さんはもう古民家には住みたくないとお話しされます。

    なぜなら、古民家は

    寒くて、

    室内は暗くて、

    現在のライフスタイルでは決して使いやすい間取りではないのです。

    100年、200年前は当たり前だった土間での調理も今では大変で、

    木製建具から吹き込む冬場の寒いスキマ風の中ではゆっくり休む事も

    ままならないと思いますし、日の光が入りにくい建物の構造は昼でも

    電気をつけないと暗い室内は何となく気持ちまで落ち込みそうです。

    古民家から学びたいのは不便な生活を体験したいのではなく、

    古民家に活かされた様々な先人達の知恵を学び、それを現代の生活の中に

    上手く取り込む事で持続可能な循環型の建築を取り戻す事です。

    持続可能な循環型の建築とは木材などの再活用が可能で廃棄物として

    処分しても環境破壊をしない安全で安心できる資材や、

    耐久性のある建物でメンテナンスを行う事でライフスタイルの

    変化にも柔軟に対応できる住宅なのです。

    また私たちは日本古来の技術の継承や自然と共生できる暮らし方の

    知恵を未来の子供達へ引き継ぐ使命があると考えているのです。

    具体的には、古民家の事を学び、そこに活かされた先人達の技や考え方を

    現代の住宅にも取り入れて活用する。そうする事で、現在日本の住宅の

    耐用年数の短さを解消し、200年程度は持続可能な住環境をユーザーへ提案し、

    地球環境へも貢献していくという事です。

    古民家の良さをあげてみると、古民家に使われている部材は自然素材なので

    再活用しやすく、また廃棄しても有害なものはでない。

    伝統構法という建て方は現在の住宅の建築構法である在来構法とは

    地震に対しての考え方が異なり、伝統構法の免震的な考え方は

    大きな地震が起こったとしても倒壊をふせぎ修理が可能で、

    いわば現在の高層ビルと同じような優れた考え方である。

    地産地消の材料で建てた古民家は無駄な輸送をおこなわない為に

    二酸化炭素などの排出を抑え地球環境にもいいし、何より地元の気候風土にあった

    材料は家自体の耐久性を延ばすにも有効である。

    古民家は確かに冬は寒いのだが、夏は涼しく快適に過ごせる。

    この夏の暑さを和らげる工夫は現在の住宅でも活かす事ができる。

    外部との自然空間との親密さや一体感を重視した古民家の間取りや

    考え方は自然環境との調和を生み、結果人の心にも癒しを生みだす。

    古民家の間取りの考え方は個人主義では無く、家族での団欒を重視する

    考え方でこれは現在の核家族の子育ての中でも学ぶべき点は多い。

    現在の住宅のように食事や寝室を分ける間取りではなく、

    一部屋で就寝を重複しておこなう古民家は、家の大きさを小さく出来、

    コスト面、環境面とも学ぶ事が多いと思います。

    対して現在のライフスタイルにそぐわないものとしては、

    お客様中心の間取りは使いづらい。

    土間でおこなう様々な作業は現在の住宅では無い為に無駄なスペースとなる。

    男性と女性で使用する部屋が違う封建的な考え方は現在の生活にはそぐわない

    冬の寒さは改善する必要が大きいと思います。

    先人の知恵に学ぶべき所は学び、現代のライフスタイルに合わせた提案が必要です。

    「家の作りようは夏をむねとすべし。冬はいかなる所にも住まる。

    暑き比わろき住居は、耐え難き事なり」

    と吉田兼好の徒然草に住まいについて書かれています。

    現代風にいえば住居は夏涼しく過ごせることが大事で、

    冬寒いのは我慢できるということでしょうか。

    日本の夏の暑さは赤道に近い東南アジアなどとほぼ同じで、

    季節によってはむしろ東京の方が東南アジアより暑い場合もあるのです。

    逆に冬の寒さも北欧並み……私たちの祖先はこんな過酷な土地で

    生きていくために様々な知恵を住まいに活かしてきました。

    先人たちの快適に暮らすための知恵は現代の住宅にも十分活かしていけます。

    日本は南北に長い地形のためか様々な住居の形を見ることができますが、

    そのどれにも共通するのは、エネルギーを出来るだけ使わずに材料を調達し、

    冬の寒さと夏の暑さに対応できる住宅をその土地に合わせて解決してきた事です。

    民家が持つエコな精神や省エネルギー技術や工夫は、環境の世紀と言われる

    21世紀に再度見直されることでしょう。先人たちが残した知恵の塊である

    古民家を今こそ再評価する必要があります。

    古民家は夏を快適に過ごすために様々な工夫が施されています。

    例えば、屋根で日射を遮り、深い庇は夏の日射を遮り、太陽高度が下がる

    冬は日差しを室内奥深くまで導き入れます。

    藁葺きの屋根はしみ込んだ雨がゆっくりと蒸発する事で熱を逃がす役割もあります。

    外壁の白い壁で日射を反射し、土壁などの熱容量の大きな材料を用いることで

    夜間に冷えて昼間の温度上昇を防ぎます。

    畳や土壁は吸放湿性に優れ、ほど良く調湿してくれます。

    家の周りに植栽や池を配し、周辺の空気を冷やし室内に取り込みます。

    夏には夏障子などをしつらえて風通しをさらに良くしてくれます。

    また、京都の町屋などは間口が狭く奥行きの長い、いわゆるウナギの寝床の

    様な作りですが、風通しが悪くなりそうなこのような構造でも中庭を

    設けることにより空気の流れを作り出し快適に住まうための工夫があります。

    実際に古民家を実測したデータによると夏場は外気温より2〜3度室内の方が

    低くなったそうです。

    また、現存する古民家の多くは非常に長い耐久性を証明していますので、

    これを守り住むことで、地球にやさしい環境負荷の軽減に役立ちます。

    持続可能な住居を考えるならまず古民家に目を向けて学ぶ必要があります。

    その昔、戦国時代が終わり平和な江戸時代に移ると、都市部を中心に

    建築ラッシュが起きました。またケンカと火事は江戸の華と言われたように

    家と家が密着した長屋造りは火事になると損害が大きくなって傾向がありました。

    こうした中、で木材の需要は増加し各地で林地が荒廃するようになり、

    洪水や崖くずれが頻繁に発生し、幕府や各地の諸藩は材木の切り出しを

    制限して森林の保全に乗り出します。

    そうすると材木の価格は当然高くなりますので、材木をリユースする動きが

    活発になってきます。古材として、材木を再度建築に活用するという事です。

    これが古民家において木材再利用技術が発展した背景であり現在言われる

    持続可能な住宅の基礎は江戸時代の日本に存在していたのです。

    また古民家に使用されている材料は、基本的に全て持続可能な材料です。

    木材、土、植物、民家の構成部材のほとんどは自然素材であり

    周辺で採取が可能であり、また再利用ができるものです。

    木材の場合は新しい木材よりもむしろ経年した古材のものの方が強度も増していきます。

    木材の場合腐朽菌により地面に近い部分などから腐っていきますが、

    根継ぎなどの補修技術を用いることで劣化を一部分にとどめ、

    全体の寿命には影響を及ぼさない持続性を保つ事ができます。

    土壁などの土は新しいものよりも古い土のほうがバクテリアが多く、

    藁の発酵を促進して塗りやすいと言われています。植物は再生される

    期間より長く使用すれば再生可能な資源であり、地産地消であれば

    輸送コストをかけずに環境負荷も小さくできるのです。

    また、その建築構法も経年変化により変化する金属をほとんど使用しない

    伝統構法は継ぎ手などの分解が可能な接合技術で組み上げられているため、

    リユースを前提とした解体も容易に可能となります。

    また、襖や障子で簡易に間仕切る田の字の間取りは可変性に富み季節や

    生活スタイルに合わせて何度でも間取りを変更する事が可能で、

    それ自体にも出来るだけエネルギーを浪費しない工夫があります。

    材料・工法・維持管理・そしてライフスタイルの変化にも柔軟に対応できるのが、

    古民家の真の価値だと思います。

    昭和に入り戦後の高度成長時代には、全てにおいて大量生産大量消費が良いとされ、

    住宅も使い捨てのような時代になりました。欧米の住宅の耐用年数が70年以上の中、

    日本の住宅の耐用年数は約30年となってしまいました。

    住宅は25年から30年程度持てばいいのですから、

    住宅に使われるものは安価でそこそこの耐久性さえあれば問題なく、

    一度使ったものは手間をかけてリユースする事もなく使い捨てにされます。

    また住宅の工業化が進み、自然木材などの規格化しにくい物は敬遠され、

    また工事期間が長くなる左官工事なども敬遠され、

    持ってきて取り付ければ終わりという建築材料=新建材が重宝がられました。

    しかし、不幸にもこういう新建材には、人体に悪影響を及ぼす物質が含まれており、

    ハウスシックという新たな社会問題まで引き起こしました。

    人々は安全な住居を求めた結果、自然素材、左官の壁など昔の民家では

    当たり前だったものを再認識し、今また取り入れようとしています。

    持続可能な社会とは何かについて、経済学者のデイリーは下記の3原則を示しています。

    ・ 再生可能な資源は供給源の再生速度を超えることなく利用する。

    ・ 再生不可能な資源の利用の速度は再生可能な資源に転換する速度を

      超えないように利用する。

    ・ 汚染物質の排出速度は環境がそうした汚染物質を循環し、吸収し、

      無害化できる速度を超えないようにしなければならない。

    とされています。江戸時代はほぼ国内の資源で自給し、

    上記の三つを満たした持続可能な社会でした。

    いまさら江戸時代に戻ることはできませんが、

    先人たちの知恵を学び活かすことは大切なことだと思います。

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    兵庫県箱木家住宅は、千年家と呼ばれ14世紀にあったと推測されています。

    当時は製材の技術もなく、柱や床板などはチョウナで削りだしており、

    いかに木材が貴重なものだったかが判ります。

    昭和52年、現在の場所にダム建設のため移築されましたが、

    移築の際におこなわれた解体調査で日本最古の民家であることが確認されました。

    14世紀に建てられた母屋と、後に建てられた離れを江戸時代末期にひとつの屋根の下に

    納めた合成建物であることも明らかになりました。

    現在は母屋と離れを建築当時の形に分離して再建されています。

    古民家に興味がある方は、是非一度行ってみてはいかがでしょうか?

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    【お問合せ先】愛知県古民家再生協及び住まい教育推進協会 0120-923-043

    株式会社アサヒハウジング 都築誠 古民家鑑定士1級 KK120090

    アサヒハウジングホームページ http://www.asahi-hg.co.jp

    kanteisho


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    ↑木の国神話の社 伊太祁曽神社

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